イタリア・バーリ大学とのジョイントワークショップを開催しました

2017年度中京大学先端共同研究機構共同研究プロジェクトの活動のため、近藤健児、鈴木崇児、古川雄一の3教授がイタリア・バーリを訪問しました。

国際共同研究の主パートナーであるバーリ大学Nicola Coniglio先生の尽力により、Elisabetta Venezia先生 (University of Bari), Enrico Campaniele氏 (Regional Authority of Puglia), Emanuele M. Pasquini氏, Giacomo di Castelnuovo氏, Pino Ricco氏 (Ferrotoamviaria SPA)らからヒアリングを行い、地域交通政策等について多くの有益な情報を得ることができました。

また今回の訪問に合わせてバーリ大学と中京大学の合同ワークショップが開催され、本学側からも、日本とイタリア、中部圏とプーリア州の類似性を考慮しつつ、両者にとっての望ましい政策を探ろうとするプロジェクト研究課題を踏まえた最新の研究が報告されました。

観光振興政策に伴って発生する環境汚染が農業生産にダメージを与える地域経済を考え、域外からの投資、労働、観光客の増加がもたらす既住民の経済厚生への影響を理論分析した古川、近藤両教授(および愛知大学藪内繁己教授)の共同研究、および養老鉄道を事例として国内私鉄経営の上下分離方式を扱った鈴木教授の研究の2つの報告に対して、Coniglio先生、Annalisa Vinella先生らバーリ大学側から有益かつ建設的なコメントが寄せられました。