ゼミナール一覧

ゼミナール一覧

柿元 純男ゼミナール

貿易政策
 このゼミでは主に貿易理論とその応用である貿易政策に関する勉強をします。皆さんは、輸入関税、補助金、消費税、輸入規制等よく耳にしていることと思います。これらの政策(政府の介入)は貿易や国内経済に大きな影響を与えます。そこで、このような政府の介入(政策)はどのような場合に行なわれるのか、またこれらの政策効果はどのようなものか等を解明することがこのゼミの目標です。さて、貿易の理論や政策を勉強するには特にミクロ経済学の基本を理解しておくことが必要です。また、最近、貿易政策の理論は著しく発展し、戦略的貿易政策と呼ばれる分野が登場しました。貿易相手国の政策を考慮しながら自国の政策を決定していくという大変面白い問題です。そこで2年次には、戦略的貿易政策を理解するためのゲーム理論をまず勉強し、その後、3年春学期には貿易理論を理解するためのミクロ経済学を復習します。できるだけ多くの練習問題を皆さんに解いてもらい、経済学の基礎を身に付けてもらいます。3年秋学期には伝統的な貿易理論の勉強に移りますが、皆さんの報告と討論を基に理解を深めていきたいと思っています。他方、理論の勉強の進捗状況を見ながら、並行的に各自興味のある課題を見つけてもらい、レポートにまとめてもらいます。そして、そのレポートを最終的にはゼミの時間に発表してもらいます。4年次には、これまで勉強してきた貿易理論の応用としての貿易政策について勉強していきます。特に戦略的貿易政策について徹底的に勉強します。また、3年次に作成したレポートと4年次の勉強を基に卒業論文を作成してもらいます。
 本年度から、希望者にはサブゼミとして、数学の研究会を行う予定にしております。経済学で用いられる線形代数、解析、簡単な位相について勉強したいと思っております。武隈愼一著『ミクロ経済学』(新世社)を理解できる程度の数学的知識を得ることを目標にします。
 貿易の理論や政策に興味のある好奇心旺盛な皆さんの積極的参加を待っています。

柿元 純男 教授 のプロフィール

山田 光男ゼミナール

計量経済学

 この演習では計量経済の分析方法を学ぶことを目標とします。私たちのまわりにはたくさんの統計データがあり、それをうまく収集し、分析できることは、経済社会の諸現象を理解することに通じます。そのため、ゼミでは情報センターの演習室でパソコンを利用し、インターネットの活用方法、エクセルによる経済データの整理・分析、パワーポイントによる報告技術、ワードによるレポート作成法など、を修得します。

【演習Ⅰ】数名のグループに分かれて、課題に対する報告と討論を行いながら、ソフトの利用方法について学びます。 以下は通常のゼミ展開の例です。
 1 ゼミナールの概説ゼミの方針説明と自己紹介
 2~4 パワーポイント「私の街」をテーマにインターネット検索、パワーポイントで報告します
 5~7 エクセル 「日本経済」に関するデータ検索し、エクセルで整理、報告します
 8~10 エクセル 「グラフの作成と相関・回帰分析」の報告します
 11~14 ワード 「日本経済に関してネット検索」レポート作成、報告します
 15 まとめ

【演習Ⅱ】グループワークで、自主的に課題を選択、経済分析を行います。
テーマの決定→理論・分析方法の学習→データの収集・分析→結果の整理・報告
「中部経済学インターゼミ」などへの参加を目指します。

【演習Ⅲ】別に課題を選択し、卒業論文の作成を目標とします。(※卒論の作成は必須です。)
テーマの決定→理論・分析方法の学習→データの収集・分析→結果の整理・報告→最終報告会
卒論は標準でA4で8-10枚(2段、24字×50行、図表込み)です。ゼミ論文集を作成します。

山田 光男 教授 のプロフィール

中山 恵子ゼミナール

ミクロ経済学
 ミクロ経済学入門・マクロ経済学入門で修得した知識を踏まえながら、経済学の全体像を把握するとともに、市場メカニズムの理解に努める。やがて社会に出た際、経済学部出身者として恥じぬよう、経済学の基礎理論を理解し、経済学がいかに身近な存在であるかを意識してほしい。
 2・3年生には主として経済の基礎理論を学ぶが、テキストや進め方は学年によって異なる。但し、基本的には学生と相談しつつ、ゼミの内容を決定し、就職試験対策として、学生の選んだトピックスに関するディスカッションやSPIの練習も行っている。大学とは別に、適性テストと解説も外部の方を招き、行っている。学年によっては、日経新聞の出前講座をゼミ内で実施することもある。また、4年生は、最終学年でもあるため、経済に関連する各自の関心事をテーマとしたレポートを課しており、毎回、数人の学生に、レポートの進行状況の報告を割り当てている。最終的には、2年、3年のゼミ生の前で、卒論報告はパワーポイントを用いて行い、学生からの希望により、学生の評価も加味したうえでの評価としている。

中山恵子 教授 のプロフィール

椿 建也ゼミナール

イギリス社会経済史
 近代資本主義が最初に出現したのが、ヨーロッパや北アメリカの西洋世界である。中でもイギリスは、他に先駆けて「産業革命」に成功し、19世紀半ばには「世界の工場」と呼ばれ、海外に広大な植民地をもつ帝国を築いた。その後、世界経済の覇権を失い、相対的産業衰退に苦しんだ時期もあるが、21世紀の現在も存在感のある国の一つである。
 多くのスポーツ発祥の地でもあり、政治制度や文芸、住宅や都市計画、音楽やファッションの大衆文化など、この国が世界に与えた影響は大きい。1930年代の世界恐慌の最中、大量失業に対処する経済学の新しい理論をうちたてたケインズや、「ゆりかごから墓場まで」のスローガンで知られる、戦後福祉国家の理念を提唱したベヴァリッジも、共にイギリス人である。
 従来、イギリスの近代化・工業化は、日本が見習うべきモデルであった。1960年代の日本の高度成長とともに、このような見方も次第に薄れてはきたが、まだまだイギリスをはじめ欧米の経験に学ぶべきところは多い。
 本ゼミナールでは、こうしたイギリスの工業化から今日までの歩みを、広く西洋世界の動向にも留意しながら、経済のみならず、政治・社会・文化・生活・余暇・思想などの観点も交えて多面的に検討する。
 2年次と3年次の春学期は、西洋経済史やイギリス近現代史の文献を取り上げ、テキストに基づく学生諸君の発表と討論を中心に進める。使用テキストは、学生諸君の問題関心や希望に配慮し、決定したい。3年次の秋学期は、学生諸君と相談の上、いくつかテーマを選択してグループ学習を実施する。また随時、映画、ドキュメンタリー、報道番組等の視聴覚教材の鑑賞を通じて、歴史や社会の実相に触れてもらう。さらに3年次には、卒業論文作成のための準備作業として、課題文献を定めたレポートの提出を求める。4年次は、卒業論文の指導を行う。各人の関心に基づいてそれぞれテーマを定め、個人面接と中間報告を重ねながら、卒業論文を作成する。
 ぜひWeb上の演習Ⅰ(2年次秋学期)、演習Ⅱ(3年次通年)、演習Ⅲ(4年次通年)のシラバスも併せて参照してほしい。

椿 建也 教授 のプロフィール

近藤 健児ゼミナール

国際経済学
 本年度はアジア諸国やその他の新興国の経済事情について研究をします。私の担当する講義では国際経済学、ヨーロッパ経済論、国際要素移動論など、理論的な内容を中心に扱っており、こちらが一方的に教えています。しかしゼミでは学生の活動が主体となるため、経済理論は使いません。講義の内容をイメージしてゼミに入ると、期待したものと違ったことになりますので、留意してください。
 はじめの1年半は共有する知識の確立のために、『そうだったのか、中国』(池上彰、集英社文庫)や『中国共産党の経済政策』(柴田聡/長谷川貴弘、有斐閣)のような入門書から出発して、学生の希望をもとに4~5冊の本を選んで輪読します。学生は各自が担当することになった箇所の内容について、その他の文献・資料に幅広く当たって最新の情報を調べ、パワーポイントを使ってプレゼンテーションすることになります。情報の更新は非常に大切で、本に出ている古いデータが現在どう変化しているかを調べてこなくてはなりません。またプレゼンの能力は社会に出てすぐに必要となりますので、ゼミではそれを鍛えることも目的としています。さらに報告者に対する適切なコメントやディスカッションができるようになることも目指します。
 3年生の秋学期の終わり頃にインターゼミがあります。3年生になったら10人程度のグループに分かれて研究テーマを決め、通常のゼミの活動と並行して共同研究をすすめ、研究内容を名古屋大学、南山大学、愛知大学等他大学の学生の前で40-50分程度報告します。レベルの低い報告ははっきり言って恥ですので、内容もプレゼンの仕方も質疑応答も、高いものが要求されます。
 4年生になったら、各自でテーマを選び、卒業論文作成の準備に取りかかります。ゼミでの発表も卒業研究から自分でコアとなるものを選んで報告することになります。ゼミで指摘されたことを受けて、各自研究をいっそう磨き上げ、1月に卒業論文として提出してもらいます。400字詰め原稿用紙換算で50枚必要です。過去の卒業論文のテーマはさまざまで、広く国際経済に関するものなら何でも認めます。学生生活最後に腰を据えて研究をするのですから、自分のやりたいテーマをじっくり探して見つけてください。

近藤健児 教授 のプロフィール

阿部 英樹ゼミナール

日本経済史
 経済史とは経済現象の長期的分析を進める学問です。長期的分析を歴史的分析といいかえることもできます。日本経済史は、経済面から日本社会の歴史を明らかにしようとする学問なのです。
 このゼミでは、日本の経済や社会をとりあげて、経済学の1分野としての経済史の方法について学びます。経済史の方法というと難しく聞こえるかもしれませんが、歴史的な考え方や歴史資料の読み方といった歴史的分析の方法を学んでもらいたいと考えています。
 2・3年次では、経済現象を歴史的にとらえ考えるといった能力を養うために、共通のテーマを設けて学びます。「名古屋経済の歴史と現在」、「食糧・農業・農村問題の歴史と現在」、「映像・写真記録からみた20世紀の日本」といったテーマを予定しています。さらに共通テーマの学習とは別に、博物館・資料館等の見学によって、さまざまな歴史資料についても解説を行います。
 また、3年次の秋学期からは、各自がテーマを決めて、ゼミ研究に取り組みます。日本の経済や社会を歴史的にみてみると、興味深い研究テーマがたくさんあるように思われます。また現在みられる経済問題や地域社会の問題を、歴史的に分析するのも、おもしろいかもしれません。
 ゼミ研究では、各自の関心に基づき、調査を繰り返してテーマを掘り下げ、最終的には4年次の秋学期末にゼミ修了論文を完成させます。

阿部 英樹 教授 のプロフィール

釜田 公良ゼミナール

経済政策
 政府は、財政、金融、社会保障、環境、医療、福祉、教育、労働などのさまざまな分野において、直接的に経済活動を行ったり、民間の経済活動に影響を与える間接的な活動を行ったりしている。経済政策とは、このような政府の活動のすべてを含む。本ゼミナールでは、その中のできるだけさまざまな分野から、最近、社会で注目されている問題を取り上げて、なぜ政策が必要とされるかということや、どのような政策をとると、どのような効果が期待されるのかということについて考えていきたい。具体的には、少子化対策、高齢化社会における年金・医療・介護保険政策、教育政策、文化遺産保護などの文化政策・観光政策などに私は興味を持っているが、学生が興味のある問題があれば、それも取り上げたい。
 ゼミの進め方としては、なるべく多くの問題を選んで勉強したいので、特定の教科書は使わない。テーマに応じて私が文献を用意するので、それを基にしてグループ(2~3人)で順番に報告してもらう(2年秋~3年)。これにより、グループによる問題解決の方法を身につけるとともに、個人レベルでの分析能力とプレゼンテーション能力の向上を図る。
 また、現実の経済データにあたってみることは、経済問題の本質をとらえる上で大変役立つので、4年次には,パソコンを用いて経済データの処理の仕方について学習する。そして、学生各自が選んだテーマについて、自分でデータを集めて分析を行い、卒業エッセイを作成する。

釜田 公良 教授 のプロフィール

小林 毅ゼミナール

保険論
 2年生は、保険論の基礎を学びます。
 3年生は、参加者の希望に従って、保険論に限らず金融論の様々な分野について勉強します。金融機関や金融市場、金融商品といった分野が主な対象となります。
 4年生は卒論(テーマ自由)作成・発表が中心です。

参考:最近輪読で使用したテキストの一例
「初めて学ぶ保険のしくみ」中央経済社
「世界のペイメントカード」カードウェーブ
「株式投資 第4版」日経BP
他にも、グループ学習(グループごとにテーマを決めて調査・発表する)などもあり、参加者の意向で決定します。
昨年、一昨年の3年生は日経STOCKリーグ(バーチャル株式投資やレポート作成などの学習コンテスト)に参加しました。

小林 毅 教授 のプロフィール

鈴木 崇児ゼミナール

都市・交通問題の研究
 少子高齢化、人口減少への対応は困難な課題として、われわれの生活に大きな影響を及ぼしています。このような右肩下がりの時代に対応し、都市・交通分野でも新規の社会資本整備から既存施設の有効利用へと関心が変化してきましたが、これらの有効利用は未だ十分ではないように思われます。また、東日本大震災からの復興には長期間の粘り強い取り組みが必要ですし、エネルギー問題や社会基盤施設の老朽化に関するリスクは、さまざまな形で顕在化しつつあります。本ゼミナールでは、このような重大な問題を意識しつつも、都市・交通問題の構造の理解とその解決方法を経済学的な視点から勉強していきたいと思っています。
 まず、2年次には、コミュニティバスという地方都市における身近な交通プロジェクトの実例をもとに、一般の人々が都市交通問題に如何に取り組んでいくのかという切り口で、プロジェクトマネイジメントの方法論を学びます。ゼミ生には、これまで授業で習ってきた需要や供給といった経済学の概念と現実の地域問題との関係、プロジェクトの計画と実行の過程を学び、プロジェクトに関係する主体の役割や問題解決の仕組みについての理解を深めつつ、プレゼンテーションの技術の向上も目指します。
 また、2年生から3年生にかけては、ゼミナールで統一したテーマについて各自がレポートを作成し、学生間の相互評価を通じてテーマについて広く知識を修得する協調学習を行います。ここでは、知識や情報を通じて人々が繋がって作るネットワークの重要性やその中での個人の役割や価値を感じて欲しいと思います。
 3年次には、それぞれのレポートに関連する内容をさらに深め、ゼミ生個々のテーマとしてプレゼンテーションを実施します。ゼミ生には、それぞれのテーマについて中京大学でもっとも詳しい学生になって欲しいと考えています。
 また、3年次には、社会問題の理解や解決を促進するためのツールであるゲーミングシミュレーションにもグループで取り組みます。ここではチームワークや他者を巻き込むノウハウ、人を楽しませる重要性なども学んでください。
 4年次には、これらを基礎として各自卒業論文を作成します。内容については、希望があれば、都市・交通以外の分野でも構いません。

鈴木崇児 教授 のプロフィール

平澤 誠ゼミナール

財政政策
 財政政策とは、政府が公共投資や政府消費などの政府支出、あるいはその財源となる税を変化させることで、経済を何らかの基準に基づいて「望ましい状態」にしようとする政策のことです。近年、景気対策では金融政策がその中心的役割を担う傾向がありましたが、2008年以降、世界同時不況に対応するために各国政府が大規模な財政政策を行ったこともあり、再び財政政策が注目されるようになっています。財政政策に関わる問題としては、例えば、経済の変動に対して財政運営、財政政策がどうあるべきか、また、そのマクロ経済に与える効果について(どのような効果があるのか、意図した効果は本当に得られるのか、など)や財政の持続可能性に与える効果はどのようなものか(政府の累積債務問題、政府は破綻することなく政策を実行していけるのかどうか、など)といった問題があります。このゼミでは、そのような財政政策に関わるさまざまな問題について勉強していきます。
 まず、2年次から3年次前半では、財政政策の問題を自ら考えたり説明したりするときの基礎となり、また議論をする際の共通の土台ともなる財政学の基本的な内容を学習します。そのために、ゼミ生の興味に合わせて選んだ財政に関するテキストを輪読します。そこでは、単にテキストを読んでまとめるだけでなく、例えば自分自身でデータを集めてテキスト中のグラフを再現してみたり、データを延長して(あるいは他の国、地方のデータを使って)グラフを描いてみたり、また、理論的な議論を数値例によってシミュレーションしてみたりしながら、テキストの内容をより深く読み込んでいきます。本演習は、講義とは異なり、各自に担当箇所を割り当てて発表をしてもらう発表形式で進めていきます。発表者以外の学生も、積極的に質問をしたり、ときには発表者と議論をしたりして、積極的にゼミに参加する姿勢が要求されます。
 続いて、3年次後半には卒業論文のテーマの決定を目指して、財政政策に関わる問題について各自(あるいはグループ)で調査、検討をしてもらい、その結果を発表してもらいます。すでにこの段階でテーマが絞りこめている学生は、自分が関心のあるテーマについて、また、テーマがまだ絞れていない学生には、こちらでいくつかの課題を提示しますので、そこから選んでその内容について調べたり検討したりしたことを報告してもらいます。この段階は、まだ情報交換の意味もありますので、他の人の発表を聞いて、そこから何か自分が興味のある問題を見つけてもらっても構いません。
 そして、4年次には、各自テーマを設定し、卒業論文を作成してもらいます。なお、卒業論文の内容については、途中の段階を定期的に発表してもらいます。希望があれば毎回でも構いません。ある程度内容がまとまってから発表するのではなく、定期的に発表するためにまとめる、という作業を繰り返して、卒業論文を完成させてください。

平澤誠 准教授 のプロフィール

古川 章好ゼミナール

地方財政学
 普段我々は消費税を始めとする税金を払っている。政府は、その税金を使って公共投資等の公共サービスを提供している。財政学では、政府が行う経済活動を考えている。財政学で扱う分野は広大であり、例えば「政府」といってもその種類には様々なものがあり、代表的なものとして、国、都道府県、市町村がある。このゼミでは、都道府県や市町村といった地方政府による税金の取り方およびその使い道を経済学の知識を利用して考察することにより、地方政府が経済に与える影響を考えることを目的とする。
 ゼミでは、まず財政学および地方財政学を理解するために必要であり、その基礎となるマクロ・ミクロ経済学の知識の習得を目指す。そのために、ゼミではマクロ・ミクロ経済学に関して学び、知識を再確認する。実際のゼミでは、各ゼミ生の担当を決めた上で、担当部分に関してゼミ生が報告し、質疑応答をしてもらう予定である。マクロ・ミクロ経済学に関して3年次の春学期まで学び続けた後、地方財政に関するテーマや関心のある問題をゼミ生で報告し、質疑応答をしてもらう予定である。優れた内容の報告があれば、他の大学が集まってお互いの研究内容を報告するインターゼミ等に参加して報告することも考えている。4年次にはこれまでの報告を通じて各自で関心のあるテーマを決定し、卒業論文を作成してもらう。

古川章好 准教授 のプロフィール

吉野 裕介ゼミナール

経済学史
 吉野ゼミは2014年度に始まったゼミナールで,みなさんはその二期生になります。私と一緒にイチからゼミを作り上げようという意欲のある人を歓迎します。まだまだ新しいゼミですので,どんなイベントを行うか,どのような雰囲気のゼミにするかなど,みなさん自身で作っていくところが大きいと考えてください。
 担当科目は,経済学史I・II,アメリカ経済論,メディア経済論,経済と経済学の歩みです。 専門領域は,経済学史(経済思想),アメリカ研究,情報社会論です。
 このゼミでは,経済学の発展を勉強するとともに,アメリカ経済の歴史や現在について勉強します。卒論のテーマは教員がカバーできる範囲なら,特定の分野であることは問いません。
 二年次の演習Iでは,読む・聞く・話すといった基礎的な力を養うことを目的として,テキストの輪読やディスカッション,プレゼンテーションを学習します。あと,懇親会を開きます。
 三年次の演習IIでは,自分の関心を少しずつ具体的なものにしていき,専門的なテーマを徐々に絞っていきます。また他大学との合同ゼミ,ゼミ合宿のような集中して勉強する機会を設け,進路の選定に向けて準備をします。
 四年次の演習IIIでは,最終的に「大学のときにこれを勉強した」と言えるものを作れるよう,卒論作成に向けて準備するとともに,プレゼンコンテストやビブリオバトルにも出場し,授業以外の経験もたくさんしてもらう予定です。
 私は2009年から2011年までアメリカで研究をしていました。その滞在経験から,違う国で生活したり違う言語を学ぶことはとても重要だと考えています。このため学生が留学に行くまでのサポートや帰ってからのフォローも教員やゼミ生が行う予定です。現3年生は23人(うち2人が留学中)で,そのうち女子は7人(うち2人が留学中)です。

吉野 裕介 講師 のプロフィール

古川 雄一 ゼミナール

マクロ経済学、経済成長論
 私たちの社会はさまざまな経済問題に直面しています。景気停滞、少子化、年金、増税、環境、金融政策など、枚挙にいとまがありません。経済を離れても、外交、エネルギー、安全保障等の多くの問題に接し、刻々と変化する世界情勢の中、私たちは多くの問題への適切な対処を考える必要に迫られています。これらの問題は、どこかの誰かが何とかしてくれるものではなく、私たち一人一人の人生に切実な影響を与える、私たち自身で解決を模索しなくてはならないリアルなものばかりです。本ゼミナールはこのような問題意識の共有からスタートします。
 本ゼミナールでは、さまざまな問題に対して経済分析を行い、分析結果を発表することが活動の中心になります。

2年
現実の問題に対してロジカルに「自分の意見」を構築するスキルを獲得します。  講義形式でミクロ・マクロ経済学のエッセンスを学習し「経済学的思考」を身に着けます。 「経済学的思考」は、ただの思いつきを超えた客観的な意見を構築する際の大きな助けになるでしょう。 それを社会や日常の問題に応用する力を得るため、プレゼンとディスカッションも交互に行います。(詳細はシラバスにあります。)

3年
社会問題を経済学的に分析する技術と分析結果を効果的に伝達するコミュニケーションスキルを磨きます。
 (1) 経済分析の仕方を学ぶために、『ミクロ経済学の応用』(矢野誠 岩波書店)や『経済学的思考の技術』(飯田泰之 ダイヤモンド社)などの輪読を行います。その後、いくつかのグループに分かれてプレゼンを行います。トピックは完全に自由ですが、分析は経済学的である必要があります。また、PowerPoint やPrezi のスキル向上のレクチャーもする予定です。
 (2) Line等を利用して、グローバルなコミュニケーションに必須の英語の学習をします。

4年
卒業レポートを書きます。経済学的思考に基づいた分析を効果的に他者にアピールするような卒業レポートを書くのが最終目標です。テーマは完全に自由ですが、分析は経済学的でなくてはいけません。

(卒業レポートと並行して、希望者を募り、より広範なコミュニケーションスキルの獲得のため、エントリーシートの書き方、面接、グループディスカッションの練習も行う予定です。)

古川 雄一 准教授 のプロフィール

都丸 善央ゼミナール

規制と競争の経済学
 都丸ゼミでは、ミクロ経済学を応用する分野を学習する。演習I(2 年次)では、ゲーム理論のテキストを輪読する。
 ゲーム理論とは、行動が自分はもちろん相手の利益に影響する中で、各主体(消費者、企業、政府など様々な人々・機関のこと)がどのような行動をとるかを見る学問である。ゲーム理論は現代の経済学を学ぶ上では欠かせない知識であり、それを半年かけて習得することを演習I では目指す。なお、ゲーム理論だけではなく、経済数学(内容は、線形代数・微積・集合論)のサブゼミも行う。また、人数によっては柿元ゼミと合同でゼミ・サブゼミを行う。
 演習II(3 年次)では、演習I で学習したゲーム理論・数学が生かせる分野(たとえば、産業組織論、国際貿易論、公共経済学、空間経済学、政治経済学など)の英書テキストを輪読する。何を読むかは学生の興味・関心に合わせて決まる。なお、2014年度はShy の“Industrial Organization”を輪読する予定である。演習III(4 年次)では、これまで学習したことを生かしつつ、自己の関心に合わせた卒論を作成する。

都丸 善央 准教授 のプロフィール

増田 淳矢ゼミナール

統計学
 統計学とは統計データに関する学問です。統計データというのは数字の集合であるため、数字にアレルギーがあると勉強するのがいやになってしまうかもしれませんが、数学自体は四則演算程度と微分・積分が分かっていればなんとかなる学問です。近年はそれにコンピューターとインターネットが加わった感があります。昔はデータが100個ほど平均を計算するだけでもしんどいものでした(想像してみてください、電卓を100回たたく姿を)。それが現在ではExcelで一瞬に終わります(データを100個分Excelに入れるのはしんどいですが)。また、昔は統計年鑑等を図書館から借りて、ひたすら手打ちしていました。それがインターネットの発達により一瞬でデータを取得することができます。
 さて、本ゼミは何をやるかというと次のようなことです。
 「統計データをインターネットから取ってきて、分析を行い、それをプレゼンテーションする」ことを学びます。

2年次
統計データを取得する方法と分析する方法を学ぶ(コンピューター実習)
教科書の輪読や統計学の授業は行わないです(必要に応じて講義を行う可能性があります)

3年次
前半は2年次の続きを行います。ただし、プレゼンの練習も行うようにします。 後半はインターゼミ(他の大学と集まって研究報告を互いに行う会)に参加するための準備(自分たちでテーマを決めて、データを探して、プレゼンの練習をします)します。

4年次
就職活動をがんばって終わったら卒業論文の作成を行います。卒業論文は各自が関心持っていることをテーマとして決め、そのことを分析してまとめる作業になります。

増田 淳矢 准教授 のプロフィール