講義・ゼミナール
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講義・ゼミナール一覧
中京大学経済学部では、少人数制の演習科目(ゼミナール)を開講しています。
博士号を有する個性豊かな専任教員が、専門的な知識と豊富な経験に裏打ちされた質の高い教育活動を実施しています。
1年次春学期は「入門ゼミ」を開講し、大学生として経済学を学ぶための基本的な作法(文献・資料調査、レポート作成、発表、議論)を学びます。
その後、学生の希望などによりゼミナールの配属を決定し、2年次秋学期に本格的なゼミナールが開始します。約2年半にわたるゼミナールの活動を通じて、学生は専門知識と論理的思考力を身につけるだけでなく、共に学ぶ仲間と卒業後も続く深い関係を築くでしょう。
教授中山 惠子
- 環境経済学
本ゼミナールでは、経済学の根幹であるミクロ経済学、マクロ経済学の基礎を学ぶとともに、身近な経済事象に焦点を当て、その概要、問題点、解決策などを論議していきます。3年では、皆で話し合い、選んだテーマに即して、実際に問題点の解決に向けて、経済学的側面から分析を進めます。また、文章の作成、パワーポイントの作成、報告、ディスカッション等を通して、各自の能力を高めることも心がけています。就職のサポートも積極的に行っています。2年から4年が密接な関係を築いているもの大きな特徴といえるのはないでしょうか。
教授椿 建也
- 20世紀イギリス都市史・住宅政策史
近代資本主義が最初に出現するのは、ヨーロッパやアメリカなどの西洋世界です。なかでもイギリスは、他国に先駆けて産業革命に成功して19世紀半ばには「世界の工場」と呼ばれ、海外に広大な植民地を持つ帝国を築きました。その後、世界経済の覇権を失い、経済停滞に苦しんだ時期もありますが、21世紀の現在も存在感のある国の一つです。本ゼミナールでは、こうしたイギリスの工業化から今日までの歴史的歩みを、広く欧米の動向も視野に入れながら、経済のみならず、政治・社会・文化・生活・余暇・思想などの観点も交えて多面的に考察します。
教授近藤 健児
- 国際経済学
- 観光経済学
近藤ゼミではアジア諸国やその他の新興国の経済事情について研究をします。私の担当する講義では、国際経済学などで理論的な内容を中心に扱っており、こちらが主に一方的に教えています。しかしゼミでは学生の活動が主体となり、各自ないしグループでの研究発表の質を高めてゆくことを目的としています。
教授阿部 英樹
- 日本経済史
- 日本農業史
日本経済史では、経済面から日本社会の歴史を研究しています。このゼミの研究テーマは「歴史資料で読み解く経済の歩みと地域社会」です。身近な地域をとりあげて、経済学の1分野としての経済史の方法について学びます。経済史の方法というと難しく聞こえるかもしれませんが、経済学を前提とした歴史的な考え方、地域社会に残された歴史資料の読み解き方に触れてもらいたいと考えています。
教授釜田 公良
- 公共経済学
- 家族の経済学
経済政策を研究テーマにしています。政府は、財政、金融、貿易、環境、医療、福祉、教育、労働などのさまざまな分野において、直接的に経済活動を行ったり、民間(家計・企業)の経済活動に影響を与える間接的な活動を行っています。経済政策とは、このような政府の活動のすべてを含みます。本ゼミでは、さまざまな分野から、最近、社会で注目されている問題を取り上げて、なぜ政策が必要とされるかということや、どのような政策をとると、どのような効果が期待されるのかということについて考えていきます。具体的には、財政赤字、少子化対策、年金・医療・介護保険政策、教育政策、文化政策・観光政策などの個別テーマごとに、学生の関心に応じてグループ分けを行い、各グループで研究を進め、成果についてのプレゼンテーションを行います。
教授小林 毅
- 金融論
教授鈴木 崇児
- 交通経済学
- 交通計画
- 地域政策評価
鈴木ゼミナールでは、都市・交通問題の構造の理解とその解決方法を経済学的な視点から学ぶとともに、ゼミ生同士のグループでのコミュニケーションを活かして協調的に問題解決ができる人になることを目指しています。フィールドワーク、プレゼンテーション、グループディスカッション、ゲーミングシミュレーションなど様々な手法を使った学びも鈴木ゼミナールの特徴となっています。
教授平澤 誠
財政政策とは、政府が公共投資や政府消費などの政府支出、あるいはその財源となる税を変化させることで、経済に働きかける政策のことです。財政政策に関わる問題としては、例えば、経済の変動に対して財政運営、財政政策がどうあるべきか、また、それがマクロ経済に与える影響について(どのような効果があるのか、意図した効果は本当に得られるのか、など)や財政の持続可能性の問題(政府の累積債務問題、政府は破綻することなく政策を実行していけるのかどうか、など)といった問題があります。このゼミでは、そのような財政政策に関わる問題について勉強していきます。
教授古川 章好
- 地方財政学
- 財政学
- 地域経済学
普段我々は消費税を始めとする税金を払っています。政府は、その税金を使って公共投資等の公共サービスを提供しています。財政学では、このような政府が行う経済活動に注目しています。財政学で扱う分野は広大であり、例えば「政府」といってもその種類には様々なものがあり、代表的なものとして、国、都道府県、市町村があります。古川章好ゼミでは、都道府県や市町村といった地方政府による税金の取り方およびその使い道を経済学の知識を利用して考察することにより、地方政府が経済に与える影響を考えていきます。
教授内田 俊博
- 環境経済学
- 行動経済学
- 応用データサイエンス
本ゼミでは、行動経済学とともにデータサイエンスの応用による分析について学びます。最近,行動経済学の面白い研究例を紹介した書籍が多く出版されていますが,本ゼミではさらに一歩踏み込み,行動経済学を用いた分析や新たな応用ができるようになることを目標とします。そのため、プログラミング言語Pythonによるデータサイエンスの手法を積極的に学び、行動経済学の分析に応用することを実践していきます。
教授都丸 善央
- 産業組織論
消費者理論、生産者理論、完全競争市場均衡などのミクロ経済学理論の基礎的な学習を出発点として、不完全競争の理論やゲーム理論などの多岐にわたるミクロ経済学関連分野についての知識の修得を目指します。それに付随して必要となる数学知識も修得しながら、大学院での研究生活に必要となる基礎知識や分析能力を涵養します。
教授増田 淳矢
- 計量経済学
- 統計学
統計学とは統計データに関する学問です。統計データというのは数字の集合であるため、数字にアレルギーがあると勉強するのがいやになってしまうかもしれませんが、数学自体は四則演算程度ができれば、なんとかなります。近年はそれにコンピューターとインターネットが加わった感があります。昔は100 個ほどのデータの平均を計算するだけでもしんどいものでした(想像してみてください、電卓を 100 回たたく姿を)。それが現在では Excel で一瞬に終わります(データを 100 個分 Excel に入れるのはしんどいですが)。また、昔は統計年鑑等を図書館から借りて、ひたすら手打ちしていました。それがインターネットの発達により一瞬でデータを取得することができます。
さて、本ゼミは次のような内容を行います。
「データをインターネットから取ってきて、分析を行い、それをプレゼンする」ことを学びます。
准教授西本 和見
- 経済学説史
- 経済思想
このゼミナールは、経済学史のゼミです。経済学史とは、どんな経済学者によって、どんな時代背景の中で、どんな思想の中で、理論が生まれたのかを過去に遡って見ていくという学問です。
経済学史を学ぶと、経済理論は理論だけで独立しているのではないと気づきます。経済理論は経済学者によって作られていて、そこには生身の人間がいて、彼らも時に悩みつつ生きていました。経済学史の魅力は、そんな過去の経済学者の考えを通じて、私たちが明日を生きるヒントを得られることです。また、大学生は就職に向けての活動も大切です。本ゼミではキャリア形成に活用できるアセスメントもします。
准教授齊藤 由里恵
- 公共経済学
- 財政学
- 地方財政論
- 社会保障論
本ゼミナールでは、財政、社会保障の在り方を考察するとともに、財政制度、社会保障制度は経済活動に与える影響が大きいことから、社会や経済の現象を対象とし、経済学の視点から考察する力を養います。そのため、論文発表会等への参加や、問題解決のためのプロジェクト、コンテスト等の参加も検討しています。また、財政や社会保障に限らず、社会や経済に関する問題解決、ディベート等も実施予定です。
以上を通して、①コミュニケーション能力、②論理的思考能力、③プレゼン能力を向上させることを目的とします。自分の意見を他人に伝える能力、ディスカッションする能力を身につけることは、就職活動を有利に進めるためにも必要となるでしょう。
准教授深堀 遼太郎
- 労働経済学
本ゼミナールでは、労働やその関連分野(所得格差・結婚・出産・子育て・教育・介護など)の経済学をメインフィールドとして学習や研究を行っています。こうした分野で必要となる統計データの分析力の向上にも重点を置きます。そのため、統計ソフト演習を適宜行い、研究内容によっては東京大学SSJデータアーカイブなどから過去の調査の個票データ(ミクロデータ)の提供を受けて計量分析を実践します。なお、活動の基礎体力となるのは各学生の知的好奇心であり、読書習慣であるという考えの下、様々な分野の専門書を多く読むことを奨励しています。
准教授塚本 高浩
- 地域経済学
- 応用計量経済学
- データサイエンス
本ゼミナールでは、地域に関するデータを用いた統計分析を行います。少子高齢化や人口減少、商業を含めた地域産業の衰退、公共交通の確保など、地域が抱える問題は山積しています。こうした問題に対して、経済学を含めた様々な知識と実際の統計データという根拠を基にしながら、論理的に解決策を示すことを目指します。なお、研究活動を行うにあたっては自治体や企業との連携を積極的に行い、現地・現場への訪問も重視します。このような活動を通じて、いつの時代にもどんな場面でも必要不可欠な論理的思考力や課題解決能力を醸成します。
講師石田 貴士
- 行動経済学
- 消費者行動論
私たちは、日常的に様々な意思決定を行っています。お昼に何を食べるか、健康のために運動をするか等々。経済学では、合理性を前提としていますが、私たちは必ずしも合理的に行動しているわけではありません。そうした私たちがどのように意思決定を行っているかを知ることは、企業や自治体などがマーケティング戦略や政策を検討する上でも重要です。本ゼミナールでは、私たち消費者がどのように意思決定しているかについて、経済学に加え心理的な側面からも迫り、アンケート調査により得たデータを元に、統計学や計量経済学の手法を用いて明らかにしていきます。
講師前田 大輝
- 金融政策
- マクロ経済学
マクロ経済学において政策手段の一つとして挙げられる金融政策について研究するゼミです。金融政策は経済全体に大きな影響を与えると考えられており、新聞やテレビのニュース等で度々取り上げられるトピックです。しかし、私たち個人にとってどのような影響があるのかは分かりにくいものです。そこで本ゼミナールでは、金融政策はどのような影響があるかを分析できるようになることを目標としております。具体的には、経済モデル(数式で記述された模型)を使って理論的に分析できるようなることを目標としています。
講師斎藤 佑樹
- 経済成長理論
- 国際貿易理論
本ゼミナールでは国際経済について学びます。グローバリゼーションの進展とともに国同士の経済の結びつきは非常に強いものになりました。こうした状況において、日本経済についてだけでなく海外経済の現状やそれぞれの国が抱える問題について考えることは重要です。よって、本ゼミナールでは海外経済の現状について学び、得た知識を基に海外経済が抱える問題に対しての解決策を提示することを目指します。現状を把握し、得た知識をもとにそこで何が問題になっているかを考え、その問題に対しての解決策を提示する能力の向上を目指します。
講師森本 貴陽
- 経済成長論
経済学は現実経済の構造を正しく理解しようと試みる学問だと思っています。現実経済は複雑なため、本質を抽出(抽象化)し数式に落とし込んでから議論を始めます。これにより、数学という論理的なツールを用いて明解で厳密な分析や考察を行うことが可能になるわけです。その中でも、経済成長論は、経済全体の構造を理解しようとするマクロ経済学の一分野であり、時間経過による長期的な経済の変化に関心を持ちます。
本ゼミは、経済成長論を学修し研究を行うことで抽象的・論理的な思考能力を養い、研究成果の報告と卒業論文の執筆を通じてコミュニケーション能力を高めることを目的とします。